転職のポエム

はじめに

はじめまして、ながーなです。 5月に前職(SIer)の最終出社を終え、現在は年休消化中で7月中旬からWeb系の会社で働くことになりました。 「しがないラジオ」にて、なぜ転職しようと思ったのかあとから思い出せなくなると聴いて、自分の考えを文書化しておこうと思いました。

目次

  1. 前職の紹介とやってきたこと
  2. 転職を考えた理由
  3. 転職活動について
  4. 終わりに

1. 前職の紹介とやってきたこと

前職の紹介

前職は愛知の某T社向けシステムを開発するSIerでした。

自分の部署はプロジェクト管理(以下PM)業務がメインで、システムの開発などは別のITベンダーに依頼する形でした。親会社の業務に対する知識とITの知識で、ユーザとベンダーの橋渡しをしながらプロジェクト管理をする形です。 一回の取引で終わりではないので、親会社全体のシステム基盤がどうあるべきか考えながらシステム開発を先導できるのがやりがいだったかなと思います。

また、ここ2,3年は若手主導のプロジェクトがいくつか立ち上がるなど、声を上げれば社内で完結することは色々やらせてくれる会社でした。(後述しますが、自分も1つ運営をしていました。)

入社前まで

高校でプログラミングを学びAOJの問題を解くような部活に入っていました。 大学も情報系の学部で同じようなことを学び、就活もIT系を検討していました。

その時の軸は安定して長く働けそうで、東海圏で今までやってきたことが生きそうな職場で探していました。 たまたま大学に会社説明会に来ていた前職の人事の方とお話をして、選考に進み内定をいただきました。

入社後(業務)

文理両採用の企業だったのもあり、最初の研修は今までのおさらいで正直退屈でした・・・。

配属後は案件で要件定義からユーザテストぐらいまでウォーターフォールで経験してきました。

システムテストに入ったタイミングで、プログラマチームのリーダになりました。これが初めてのマネジメント的な業務です。バグのチケットを振り分けと課題対応だけでしたが、初めての経験で苦戦した記憶があります。

その後、3年目別案件にシステムテスト工程のみスポットでアサインされて、自動テストや業務アプリのバッチスケジューリングを組むなどSTをするための環境構築をしていました。環境構築を別の子もできるように教えてあげてと言われていたので、プロジェクトに遅れがでないよう管理しつつ作業をしていました。前案件の経験もあり、ここではさほど苦戦せずにマネジメントできたと思います。 またテストが進むにつれて環境も変わるので、マイグレーションも簡単にできるように資料作成をしつつ、教えていた子に環境構築作業は引き継いでお役御免となりました。

最後の案件で今度はシステム設計工程から完全にPM側に回ってました。現工程をコントロールするのと合わせてベンダーと数ヶ月後の工程を見据えて、リソース調整をしていました。 自分の能力では完全に一人でコントロールはできなかったので上司の力を借りながらになりました。ファシリテーションスキルや利害調整など足りないことが多く迷惑をかけましたが、とてもいい経験になりました。 この案件の中で人との調整が主になって、システムの設計や実装に絡むことがぐっと少なくなり、自分が何をしたいのか考えるきっかけになったと思います。

入社後(業務以外)

案件以外では、毎年新人のOJT担当になっていました。 いわゆる社会人の基礎のようなこと(メールの書き方とか働き方とか)から、業務・技術知識まで教えていました。 早ければ2年目から案件を担当しだすので、OJTの中で自身のタスクと日程感を計画すること覚えてもらいました。

どうやって教育すればいいのか、最初は研修などもなかったので本(人を動かすとか)を読みつつ試行錯誤しました。とはいえ自分が対応した子は総じて優秀であまり手がかかりませんでしたが・・・ あとは日報を書いてもらっていました。自分は文章ベースのやり取りの方が得意なので、そういう子もいるかなと・・・。その日解決できなかった課題があれば、記載してもらって回答していました。

それとは別にいわゆるプログラミングコンテストの運営を社内で行いました。 文理両採用でプログラミングを学んで来なかった人も入社してくる中で設計や実装をするのはとても難しいのではと考えたのがきっかけです。また、社内で活躍している人は中途入社で下流工程の経験豊富な人たちでしたが、新人はなかなかその機会に恵まれていない状態を打破できればと考えました。 ただ正直あまりうまく浸透はしませんでした。目的があまり伝わらなかった、業務で忙しくてできない人が多かったなどモチベーションを作れなかったのかなと思います(Atcoder ABCのA問ぐらいは解けないと辛くないかなと思ってやりましたが、将来的に人のマネジメント専門になるなら不要なのかもしれません。)

2. 転職を考えた理由

キャリアパス

この先、人のマネジメント、特にベンダーマネジメントが主で開発からどんどん離れていくことに違和感を感じました。ヒトモノカネのヒトカネにどんどんフォーカスしていくのが自分には合わないと思ってしまいました。やっぱり開発をしたかったんですよね。

ある程度スキルを磨いた上で周辺スキルを高めて、何するのが自分に合っているか見極めたいと思っていましたが、それが叶わず。 中途半端な状態で開発スキルを高められるギリギリのタイミングだったと思います。

作るモノにもっと関わりたいと考えました。 (受託やったから、Web系の自社サービスも経験したいというのもあります。)

お世話になった人たちが退職

自分が新人のときにOJTしてくださった先輩が転職してしまいました。自分と同じで現職に違和感を感じていて、色々相談にも乗ってもらっていました。思想が近い”合う”人が他にも何人か辞めたことも自身の転職を決める大きなきっかけになりました。

なんだかんだ誰と仕事をする、というも大切な要素だと知りました。

技術軽視?

新しい技術に興味を持っている人がほとんどいなかったように感じました。相手は製造業なので枯れた安定したものを使って導入するのが主ですが、とはいえ10年先もそれで通用するのかと・・・。 あくまで親会社にシステム導入プロジェクトをマネジメントをするのが仕事なので、ベンダーコントロールだけできればいいのかもしれませんが、個人的にはそれでは限界が来てしまうと思います。 実際今PMとしてプロジェクトを回しているのは、中途で入った方が多く皆さん別企業で開発の経験を多く積んできている人ばかりでした。

自分のマインドとのギャップを埋めきれませんでした。

残業が辛かった

これは本当のブラックで働いている人に怒られそうですが、個人的には月平均40hの残業が苦しかったです。 1年目開発をしている間の残業はそこまで辛くありませんでしたが、5年目同じ量残業をするのは苦痛でした。 やっている業務自体にモチベーションを持てなかったのが苦痛に感じさせたのだと考えています。

ストレスが少ないことを仕事にするべきなのかなと思いました。

3. 転職活動について

期間

去年の3月ごろから準備をして、本格的には9月から半年ほど活動をしていました。 4社ほど受けて、内定は1社から頂きました。

やったこと

自分が何をしたいのか、転職するべきなのか、できるのかを色んな人に相談しました。 あとは特別やったことはあまりなく、友人に企業を紹介してもらったり、自身の経験を思い出して面接でしゃべるネタを書き出すことをしました。 あとは、この活動の中で技術系のPodcastをいくつか聞くようになりました。下2つは特に更新を楽しみにしています。

  • しがないラジオ
  • fukabori.fm

実際始まると、面接は下2つをきちんと話せるのが大切だなと感じました。 ここが伝わったところは無事に通過できたと思います。

  • 企業がどういう人材を求めているか、自分はどうなりたいか。
  • 自分が今までどのような経験をしてきて、どう活かせそうか。

4. おわりに

現職の入社から転職までをまとめました。 今後キャリアに迷うことがあったときに、この書き置きが自分の役にたつことを願っています。 また、キャリアに悩む人に参考になるところがあれば幸いです。

休み期間でやったこと・やりたいこと

色々やろうと思ってたけど、何もせずに1ヶ月がたった(白目

  • Udemyで溜めてたコースの受講をしました。 C#でドメイン駆動開発 Vue.js入門 まだ途中ですが・・・

  • AWSチュートリアルがてら、マリオカートのコース毎のアイテム位置とかを取得するAPIを作りました。 ※こんな感じでコースの英語略名入れるとコースの画像が出ます。これと合わせて走ったコースの記録をしたり・・・。

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    実行イメージ

あとは・・・

  • マリカの点数計算をするサービスをFirebase使って作ろうと思っています。(進捗2割ぐらい・・・)

  • サーバーサイドエンジニアとして働く予定なので、API設計関係の本を買って勉強をしておこうと思っています。


なんだかんだ引っ越しとかコロナの影響もあり大変でした。 インターネット回線が死んでなければ、MMORPGがっつりやるとか考えてましたが、夢叶わず。。。

最近は毒娘をちょこちょこやっています。ぬーさんが大好きです。

少女地獄のドクムス〆